手番における動作
①自分の番(手番)が来たら、必ず盤上の自分の駒のいずれか1つを一回動かすか、持ち駒を1つだけ盤上に打たなければいけません。二手続けて指したり(二手指し)、パスすることはできません。
自分の駒を移動させることができる範囲内に他の自分の駒が既に存在する場合、その駒によって塞がれているマスには入れません。また、他の駒を飛び越すことはできないので、他の自分の駒を飛び越してその先のマスへと移動することもできません。
②自分の駒を移動させることができる範囲内に相手の駒が既に入っている場合、その相手の駒を捕獲して自分の「持ち駒」とした上で、自分の駒をその相手の駒が存在したマスの位置に動かすことができます。なので、自分の駒が移動可能な範囲は、その相手の駒が存在するマスにまで及ぶことになります。ただ、他の駒を飛び越すことはできないので、飛、角、香などの走り駒であっても、移動範囲を塞いでいる相手の駒を取った上でそのマスに移動することはできますが、移動範囲を塞いでいる相手の駒を飛び越してその先のマスへと移動させることはできません。
③桂馬については他の駒とは異なり移動可能なマスが元のマスから離れた場所にあるため(先述の駒の動きを参照)、周囲のマスに他の駒があっても、それを飛び越して移動することができます。ただ、桂馬の移動可能なマスに既に自分の他の駒が入っていて塞がれているときは移動できません。なお、桂馬の移動可能なマスに先に入っている駒が相手の駒である場合には、その相手の駒を取ってそのマスへ移動することができます。